よみかたガイド
ちいかわ長編一覧|原作の大型ストーリーを読む順に案内
ちいかわの大型ストーリー全42編を話数の多い順に一覧化。130話の島編、61話の草むしり検定マンボウ編から短編まで、各編ページへの入口と収録状況、初心者向けの読み順を案内します。
ちいかわ全42編を話数の長い順で一覧
当サイトの編データにある42編を話数の多い順に並べると、最長は130話の島編です。続いて61話の草むしり検定マンボウ編、43話のお宝探し編、42話の黒い流れ星編、40話の下克上編とちいかわとうさぎの物語が続きます。一本を長く読みたいなら、まず上位の話数を見ると規模をつかめます。
話数は、各編にひもづく原作X投稿の件数です。単行本の一章やアニメの一話とは同じ単位ではありません。また、草むしり検定編のように長い期間へ散らばるまとまりもあれば、島編のように同じ大事件を追う長編もあります。長さだけで内容を決めず、編名から各ページへ進んで連載時期とあらすじを確かめるのが近道です。
2026年8月時点では、上位にも未収録編が多くあります。61話の草むしり検定マンボウ編、43話のお宝探し編、34話の出汁イベント編・くりまんじゅう神様編・天使地蔵編はXで読む範囲です。一方、島編は第8巻、黒い流れ星編とプリズン編は第5巻に収録されています。
| 編名 | 話数 | 収録状況 |
|---|---|---|
| 島編 | 130話 | 第8巻に収録 |
| 草むしり検定マンボウ編 | 61話 | 未収録(2026年8月時点) |
| お宝探し編 | 43話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 黒い流れ星編 | 42話 | 第5巻に収録 |
| 下克上編 | 40話 | 第7巻に収録 |
| ちいかわとうさぎの物語 | 40話 | 第1巻に収録 |
| くりまんじゅう神様編 | 34話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 出汁イベント編 | 34話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 天使地蔵編 | 34話 | 未収録(2026年8月時点) |
| パラレルワールド編 | 27話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 草むしり検定編 | 27話 | 第2巻に収録 |
| ちいかぶ編 | 26話 | 第3巻に収録 |
| パジャマパーティーズ編 | 25話 | 第4巻に収録 |
| 悪夢編 | 25話 | 第7巻に収録 |
| 石編 | 24話 | 第6巻に収録 |
| 山姥・あの子編 | 23話 | 第4巻・第7巻に収録 |
| 涸れた編 | 20話 | 第6巻に収録 |
| スフィンクス編 | 19話 | 第1巻に収録 |
| スロット編 | 18話 | 第5巻に収録 |
| レンタサイクル編 | 18話 | 未収録(2026年8月時点) |
| シーサー編 | 17話 | 第6巻に収録 |
| プリズン編 | 17話 | 第5巻に収録 |
| 妖精編 | 14話 | 第4巻に収録 |
| 三ツ星レストラン編 | 14話 | 第2巻に収録 |
| 心霊写真編 | 10話 | 未収録(2026年8月時点) |
| おっきい討伐編 | 10話 | 第3巻に収録 |
| むちゃうマン編 | 10話 | 第3巻に収録 |
| パジャマパーティーズ・ホネ編 | 10話 | 未収録(2026年8月時点) |
| ほめられリボン編 | 10話 | 第4巻に収録 |
| ギチギチ編 | 10話 | 第4巻に収録 |
| カメラ編 | 10話 | 第2巻に収録 |
| 杖編 | 9話 | 第1巻に収録 |
| 特訓編 | 9話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 怖い話編 | 9話 | 第3巻に収録 |
| モモンガ編 | 8話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 鬼カレー編 | 7話 | 第7巻に収録 |
| 穴編 | 7話 | 第1巻に収録 |
| 郎編 | 6話 | 第1巻に収録 |
| なんとかバニア編 | 6話 | 第1巻に収録 |
| ドライブ編(らっきょう編) | 5話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 池ダコ編 | 4話 | 未収録(2026年8月時点) |
| 寄生きのこ編 | 3話 | 第6巻に収録 |
単行本5巻のプリズン編は捕縛から牢内生活へ
プリズン編では、ちいかわ・ハチワレ・うさぎと、大きな一つ目のオデが同じ災難に巻き込まれます。木の下でオデが食べ物を手にしているところへゴブリンたちが近づき、四人を編みひものような物で捕らえて岩肌の洞窟へ運びます。うさぎが持ち上げられ、オデまで縛られる場面で、食事を囲む穏やかさが一気に地下の危機へ反転します。
牢では四人が白黒の縞模様の服を着せられ、石壁と格子に囲まれます。オデは、ゴブリンたちが大切にしていたきのこを食べたことに心当たりを示します。外で料理の本らしい物が開かれる不穏な時間のあと、差し入れられた金属プレートには、つぶしたじゃがいも、緑の葉、煮た豆と水。ハチワレが味を喜ぶ一方、身体の大きなオデは量が足りないと訴えます。
捕まっているのに温かい汁物やプレートの食事は出てくるため、待遇だけを見てもゴブリンの意図は読み切れません。番号札を付けられた三人と、格子の外で料理について考えるゴブリンの距離が、親切とも脅威とも決めにくい空気を作ります。危険と食卓のぬくもりが同じ牢に並ぶ、妙に居心地の悪い長編です。
プリズン編の山場は小さな逃げ道とオデの決断
牢の壁際では、うさぎが小さな穴を掘るように動きます。オデはそこが以前から掘っていた逃げ道だと示し、ちいかわとハチワレにも通るよう促します。しかし通路は小さく、オデの大きな身体には合いません。四人を閉じ込めていた格子だけでなく、仲間同士の体格差までが脱出の条件になる場面です。
オデは自分を気にせず早く逃げるよう伝え、ゴブリンたちの前に残ります。腕を広げ、相手を押さえたり抱えたりしながら三人が走り出す時間を作ろうとするオデに対し、ハチワレたちは一緒に出たい気持ちを捨て切れません。勝つための戦いではなく、穴を通れない者が仲間のために役目を引き受ける決断が胸に残ります。
逃走後、ちいかわ・ハチワレ・うさぎはミートボール入りのおにぎりを食べながらオデの無事を案じます。やがて以前いた場所で手紙のような紙を見つけ、離れても関係が終わったわけではないと受け取ります。食べ物から始まった出会いが、最後にも食事と思いやりへ戻ってくる構成は、荒々しい脱出劇にやさしい余韻を残します。
黒い流れ星編は願いの噂から日常のずれへ
黒い流れ星編では、岩肌の天井から電球が下がる部屋で、ちいかわとハチワレがホットケーキミックスを水で溶いて焼いた物を食べます。ハチワレが話すのは、黒い流れ星へ願うと叶うものの、嫌な気持ちになるらしいという噂。願いが叶う喜びと、その後に残る不快さが一緒に置かれ、ちいかわも驚きを隠せません。
別の朝、ちいかわは布団で眠り、目覚まし時計を手に取った途端に顔色を変えて外へ飛び出します。布団に桃色の小物を残したことに気づいて慌てて戻り、泣きながら走るちいかわへハチワレが声をかけます。少し前には二人が時計店で桃色の目覚まし時計を見つめる場面もあり、ありふれた日用品が不思議な出来事の目印へ変わっていきます。
大きな敵や牢が目の前に現れるプリズン編とは違い、黒い流れ星編は食事、眠り、待ち合わせ、時計といった日常の手触りを少しずつずらします。何が原因なのかを急いで説明せず、昨日まで安心だった物へ違和感を染み込ませる進み方です。穏やかな会話のすぐ隣に怖さが座るので、静かな不穏さを味わいたい人に向きます。
写真と桃色の時計が異変を目に見える形にする
草地でハチワレがカメラを構え、ちいかわがポーズを取ると、うさぎが勢いよく横切ります。次はうさぎとハチワレが並び、ちいかわが撮影。ハチワレははっきり写る一方、うさぎは激しく震えたようにぶれます。走ったからぶれたという軽い笑いで終わりそうな写真遊びが、説明しにくい写り方を残します。
桃色の時計をそばに置いたちいかわは、写真を撮る場面と時間の流れを何度も確かめます。ハチワレとうさぎも近くで記録を見比べますが、カメラに残るものと目の前の姿が噛み合わない感覚は消えません。時計が示す時刻と写真が残す瞬間という、信じやすい二つの道具が並ぶほど戸惑いは深まります。
黒い流れ星編の怖さは、異変そのものより、三人が手元の記録を確かめても答えへ届かない時間にあります。うさぎの猛烈な速さには笑えるのに、撮れた像を見返すと急に落ち着かない。にぎやかな写真遊びを、そのまま時間の不思議へつなげる鮮やかな転調です。
初心者はプリズン編から、静かな怖さなら黒い流れ星編
原作の長編を一本試すなら、プリズン編から入るのがおすすめです。四人が捕まる、牢で暮らす、穴を掘って逃げるという目標と状況の変化が分かりやすく、オデとの関係も食事や脱出を通して深まります。仲間を置いていけない気持ちまでまっすぐ伝わるので、冒険と友情の両方を短いカードの積み重ねで追えます。
日常がじわじわ崩れる話を好むなら、次は黒い流れ星編です。ホットケーキを食べながら聞く願いの噂、寝坊した朝、桃色の時計、写真のぶれと、身近な出来事が少しずつ結びつきます。派手な危機を待つよりも、ちいかわたちと同じ速度で違和感を拾う読み方が似合います。
ネタバレを抑えて選ぶ場合は、プリズン編ならゴブリンに捕まる場面まで、黒い流れ星編なら願いの噂と写真遊びまでを先に見ると雰囲気を比べやすいです。前者は格子の外へ出る物語、後者は安心できる時間の感覚が揺れる物語。怖さの形が対照的なので、二編を続けると長編の振れ幅がよく見えます。
| 編 | 入口の事件 | 怖さの形 | 向く読者 |
|---|---|---|---|
| プリズン編 | ゴブリンに捕らえられ、オデと同じ牢へ入れられる | 格子と見張りに囲まれた脱出の危機 | 冒険と友情を追いたい人 |
| 黒い流れ星編 | 願いが叶うという黒い流れ星の噂を聞く | 時計や写真に日常の違和感が重なる | 静かに迫る不思議を味わいたい人 |
編ページで原作カードを公開順に追う
読みたい編が決まったら、編一覧から題名を選び、原作カードを公開順に進むと場面の変化を追いやすくなります。プリズン編では捕縛、牢の食事、逃げ道、オデとの別れを続けて読むことで、一枚ごとの表情がひとつの脱出劇につながります。黒い流れ星編では時計や写真が繰り返し現れるため、前のカードへ戻って見比べる楽しみがあります。
長編の間に置かれた日常の投稿も見たいときは、投稿一覧から公開の流れをたどれます。世界観の基礎から順番を組み直したい場合は、読む順ガイドを先に見ると迷いにくいです。まとまった編と短い寄り道が交互に続くところまで含めて、ちいかわ原作らしい呼吸が感じられます。
よくある質問
ちいかわの長編はどの順番で読むとよいですか?
初めてなら単行本5巻のプリズン編、次に黒い流れ星編がおすすめです。前者は捕縛から脱出までの流れが追いやすく、後者では時計や写真に入り込む静かな違和感を味わえます。
初心者におすすめの長編はどれですか?
プリズン編がおすすめです。捕縛から牢内生活、脱出へと目的が移り、ちいかわ・ハチワレ・うさぎとオデの関係も追いやすい長編です。
怖い雰囲気の長編を読むならどれですか?
黒い流れ星編が向いています。願いの噂をきっかけに、目覚まし時計や写真といった身近な物へ少しずつ違和感が入り込みます。